フードコーディネーターのお仕事を知っていますか？

こういう食料品のパッケージや、飲食店の見本みたいに、「お手本」が如くビジュアル面だけに徹底的に凝った写真は存在します。

あれはいわゆるフードコーディネーターのお仕事です。その名の通り、食料品を徹底的にキレイに美味しそうに魅せるのがお仕事で、そんな料理を作るだけの腕はもちろんのこと、写真の撮影技術や画像加工のスキルなんかが必要となる職業となっています。あまり表舞台にはでませんが、そういった写真や映像が必要不可欠な料理番組や料理雑誌なんかでは、もはや必須の存在と言えるでしょう。

料理研究家の人が兼任でフードコーディネーターのお仕事をしてるケースも少なくありませんが、こういう料理やカフェの専門学校では、そんなフードコーディネーターのコースが実際に存在するので、知識やスキルを学べる環境自体は多かったりします。

こういった人達がいるからこそ、食料品のパッケージやファストフード店の見本には、「最高に美味しそうな見本」が掲載されてます。ただ、美味しそうにしすぎた弊害として、「ほとんどの食品の写真と実物とがあまりに違う」という事態に陥ってる。インスタント食品はどう頑張っても、見本通りに作れることは無い。だからこそ、隅っこのほうに小さく「イメージです」みたいな文言が添えてあるのです。一応の免罪府ですね。

あと、似たような話ですが「風邪薬みたいな医薬品のCM」には、かわいいニコニコ顔の付いたウィルスが医薬品に倒されちゃう映像が流れたりします。あれにも一応「イメージ映像です」って注意書きテロップが付いてるのですが、アレ本気にする奴がいるワケないだろうが！とはいつも思いますね。ひょっとしたら、本気にしちゃう人も居るのかもしれませんが…。